パーキンソン病の治療薬の開発にご協力いただける方を募集しています

パーキンソン病とは

パーキンソン病は、脳にある黒質という部分の神経細胞が減ってなくなり、そこで作られる神経伝達物質ドパミンが不足することで発症します。

ドパミンは、脳からの信号を調整して筋肉に伝えます。この働きによって、身体をスムーズに動かすことができます。

ドパミンが不足すると、身体の動きに関連がある症状(運動症状)が主にみられます。
また、ドパミンは身体の動きだけでなく、自律神経の調整や、こころの働きにも関係しているので、運動症状以外の症状(非運動症状)がみられることもあります。

主な運動症状
  • 動作がゆっくりになったり、
    少なくなる
    動作がゆっくりになったり、少なくなる
  • じっとしている時に
    ふるえる
    じっとしている時にふるえる
  • 肩、膝、指などの筋肉がこわばり
    スムーズに動かしにくくなる
    肩、膝、指などの筋肉がこわばりスムーズに動かしにくくなる
非運動症状
  • 妄想や幻覚、うつ症状など
  • もの忘れがひどくなる
  • 不眠や突然眠気に襲われる
  • 便秘や頻尿、発汗が多くなる

治療について

パーキンソン病を根本から治す治療はありませんが、病気が進むのを遅らせたり、症状が改善することを期待して、薬による治療や手術療法、リハビリなどがおこなわれます。

薬による
治療

  • 主に以下の薬を使い、ドパミンを補って症状を軽くする治療を行います。
    • レポドバ(L-ドパ)製剤(ドパミンの原料になる)
    • ドパミンアゴニスト製剤(ドパミンの代わりに働く)
  • 他にも色々な薬が使われ、症状や進行の具合に応じて、薬の組み合わせや量を調整していきます。
    • MAO-B阻害薬(脳内でドパミンが分解されるのを防ぐ)
    • COMT阻害薬(血液中でL-ドパが分解されるのを防ぐ)
    • 塩酸アマンタジン(脳内の神経から、ドパミンが分泌されるのを促す)
      その他、抗コリン薬、ドロキシドパ、抗けいれん薬などがあります。
  • L-ドパ製剤は効果が高いのですが、長期間使用していると問題が現れます。
    • 自分の意思とは関係なく体が動いてしまう(ジスキネジア)
    • 薬が効いている時間が短くなっていき、薬が効かない時間があらわれる(ウェアリング・オフ)
  • ドパミンアゴニストは、L-ドパ製剤と比較して作用時間が長く血中濃度が安定するため、「ジスキネジア」や「ウェアリング・オフ」は生じにくいと言われています。
    より安定して持続的に効果を出せるように、長く効く貼り薬などが開発されています。

手術療法

薬物療法は長期にわたって使用していると、効き目が悪くなったり副作用などがでることがあります。
脳に電極を埋め込む手術をすることで、症状を抑えることが期待されます。

今回の研究について

今回の研究は、ドパミンアゴニストの注射剤(週1回投与)の開発を目的におこなわれます。
既に市販されているドパミンアゴニストの貼付剤と比べて、安全性や効果がどうかを調べます。

治験(臨床試験)とは

新しい薬や治療法、診断法を開発するためには、まず動物を用いて効果(有効性)や安全かどうか(安全性)を調べます。
その後、健康な成人の方や病気の患者さんに参加していただき、有効性や安全性を調べるための試験を行います。その試験のことを「臨床試験」といいます。

臨床試験の中でも、厚生労働省から承認を受けるために行う臨床試験のことを「治験」といい、「治験」は厚生労働省が定めた基準(医薬品の臨床試験の実施の基準:GCP)に従っておこなわれます。
また、治験で使用される薬剤のことを「治験薬」といいます。

現在使用されている薬や製品は、たくさんの人の協力を得て行われた治験によって効果や安全性が確認され、同じ病気にかかっている他の患者さんの治療に役立てられています。

実施中の治験について

今回の治験では、治験薬(ドパミンアゴニスト注射剤(週1回投与))かドパミンアゴニストの貼り薬のどちらかの治療を受けていただくことになっています。
(どちらの治療を受けていただくかは選ぶことが出来ます。また、注射剤を選んだ場合の投与量はコンピューターにより自動的に決められます。)

ご参加には決められた条件があります。
コールセンターにて説明いたしますので、ご興味がある方はご連絡ください。

参加いただける条件の一例

  • 20歳以上の特発性パーキンソン病患者さん(性別不問)
  • 2~5回の1泊2日以上の入院にご協力いただける方(割り当てられた薬剤によって入院回数が異なります。)
  • 現在、ドパミンアゴニスト製剤を使用していない方
※上記以外にも参加条件があります。詳細はお問合せください。

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0120-107-709 WEBでのお問い合わせはこちら

治験参加のながれ

治験参加のながれはこのようになっています。

  1. 1

    治験コールセンターでの確認

    電話にて治験の参加条件を満たしているかを確認いたします。

  2. 3

    治験実施医療機関のご案内

    参加条件を満たし、参加の可能性がある方に、治験を実施する医療機関をご紹介します。

  3. 3

    専門医の診察と治験の説明

    現在の身体の状態を医師が診察し、参加条件を満たしているか確認します。
    また、治験の目的や方法について詳しく説明します。

  4. 4

    同意・署名

    説明を受けて治験内容を理解し、参加に納得された場合は、同意書にご署名いただきます。

  5. 5

    参加基準の確認

    治験の条件にあっているかを、さらに詳しい検査と診察で医師が確認します。

  6. 6

    治験薬の投与

    条件を満たしていることが確認できたら、治験が開始されます。
    スケジュールに従って定期的にお体の状態を調べさせて頂きます。
    期間中、2~5回、1泊2日以上の入院検査があります。
    治験の期間や入院回数は、お体の状態や割り当てられた薬剤により異なります。

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